どうも、モリモリです(@m_SideFIRE)
あなたは、
転職したいと思っているけど、妻の反対を考えると言い出せない…。
転職を考えていると妻に伝えたけど、リスクを恐れる妻から反対されて転職ができない…。
なんて悩んでいませんか?
実は、奥さんに何も言わず勝手に転職活動を進めると、内定が決まっても反対されてしまいます。
それが嫁ブロックです。
なぜ奥さんに言わず転職活動を始めてはいけないのか、それは奥さんの賛成を得られずに、転職を断念することになるからです。
今回は、こちらの本
「カリスマ転職コンサルタントが40代、50代で希望の転職を実現するノウハウを公開35歳からの「人生を変える」転職
こちらの本を参考にさせていただいて、嫁ブロックについて解説していきます。
この著者は、リクルートエグゼクティブエージェントで転職支援を行ってきた女性の方ですし、女性の目から奥さんの気持ちを紐解いていこうと思います。
この記事では、嫁ブロックが発動する原因とその対処法を教えます。
この記事を読むと、奥さんの協力や理解を得た上で、嫁ブロックを受けることなく転職活動を行う方法がわかります。
嫁ブロックの解決方法は、
普段から奥さんとコミュニケーションをしっかりとって、2人で転職活動を行う意識を持つ
ということです。
それでは詳しく見ていきましょう。
嫁ブロックとは
嫁ブロックとは、奥さんからの大反対によって転職を断念することです。
嫁ブロックには大きくわけて
- 転職活動に対して嫁が反対してくる
- 内定が決まっても、転職に対して嫁が反対してくる
この2つのパターンがあります。
嫁ブロックが発動する原因
嫁ブロックが発動する原因は、
- 相談せずに転職を決めた
- 収入が減る
- 勤務地が変わる
- 残業が増えたり、休日が減るなどの勤務環境の変化
があげられます。
まず、
事前に相談せずに転職を決めた
これは、奥さんから反対されて当然です。
奥さんは、いつも家庭と子どもの成長を考えています。
家族の人生にとって一大事である、あなたの転職を奥さんに相談せずに勝手に進めては、
私に相談してくれなかった!
私の意見を聴こうとしなかった!!
と思われ、信頼関係を壊してしまう原因になります。
あなたも、
妻には心配かけたくない…。
という想いから、なかなか言い出しにくいのはわかります。
しかし、
こんな大事なことだからこそ、奥さんと一緒に進めることが大切なんです。
転職を考え始めた段階で、すぐに奥さんに相談し、一緒に転職活動を進めていくことが何よりも大切。
家族の一生を左右するかもしれない重要な決断を事前相談なしに1人で決定したことによる拒否感や怒りによって、嫁ブロックが発動してします。
逆に、奥さんがあなたに相談もせずに、仕事を辞めたり転職したら、あなたも「信頼されていないんだろうか」「一言いってほしかった」と思うはずです。
収入が減る
最も多い理由は年収問題です。
転職してすぐには、一時的に今よりも年収が下がるケースが多いのが現実。
奥さんは、家事や育児など家庭全般のタスクについて、さまざな「きづき」を常に感じて家庭を運営してくれています。
住宅ローン、教育費、毎月の生活費などをきちんと支払っていけるのかが心配になるのは当然です。
今までの安定して生活を続けることが出来るのか、奥さんも不安を抱えてしまいます。
勤務地が変わる
いまの自宅からどれくらい離れた場所に勤務するのか、引っ越す必要はあるのか、単身赴任になるのか。
勤務地がどのくらい離れた場所なのかは、家族の生活にとって重要です。
特に共働き世帯の場合、夫の転職のために妻が自分の仕事を辞めなくてはいけなくなるといった理由が生まれたなら、転職に反対されてしまいます。
転勤の有無など、あなたの転職は、奥さんの仕事や子どもの学校など、家族全体の問題でもあるのです。
残業が増えたり、休日が減るなどの勤務環境の変化
奥さんは、あなたの健康を心配しています。
仕事量が増えて、心身の健康に害が出ないか、新しい職場の雰囲気はどうか。
一家の大黒柱である、あなたの勤務環境があなた自身に及ぼす影響、家族への影響を心配しているのです。
あなたや家族のことを心配するからこそ、あなたの転職に対して奥さんも真剣になるんです。
今の会社に比べて、
- 有給休暇の取得率が低い
- 残業が多い
- 休日出勤が増える
- 福利厚生が充実していない
などの労働環境が悪化する懸念から嫁ブロックが発動する可能性が高まります。
生活の安定が揺らぐ不安
嫁ブロックが発動する理由の中でも多いのが、生活の安定を不安視するケース。
お互いに独身時代なら、転職に反対もされなかった状況でも、結婚して家庭を持ち、子供もいるとなると生活の基盤を整えて安定した生活を考えなくてはいけません。
転職先が、今よりも良い条件であったとしても、実際に転職するとなると、一時的に環境が変わり不安定になります。
人間は、本能的に変化をおそれ、現状維持を求めます。
嫁ブロックを発動する妻は、何よりも生活の安定が損なわれることを不安に感じてしまいます。
夫が転職したがる理由がわからない
夫の年収や労働環境が一見して特に不満のない、一流企業に勤務している場合、妻は夫が転職を求める気持ちを理解することは難しいものです。
なぜ、リスクを冒してまで今の生活を変えようとするの?
今のままで何が問題なの?
こんなとき、妻は夫の現状を改善したいというチャレンジ精神を理解することが出来ずに嫁ブロックを発動させます。
嫁ブロックを発動させる嫁のタイプ
嫁ブロックを発動させるタイプは、以下の3つに分けることができます。
安定重視タイプ
いまの安定した生活が変わることに対して不安を抱いているタイプです。
人は誰でも現状を好み、変化を嫌がります。
奥さん自身に現状では不満がない場合、変化を嫌がってあなたの転職に難色を示す可能性があります。
ネガティブタイプ
ポジティブよりもネガティブな思考が先行しがちで、失敗をおそれるタイプです。
何事も、メリットとデメリットの双方が存在します。
このような場合、転職によるネガティブな部分とポジティブな部分を冷静に見ていくことが大切です。
ママ友マウンティングタイプ
これは、ママ友の中でもあなたが勤務している会社名、部署などでお互いにマウンティングしているタイプです。
ママ友の中での評価を気にしすぎており、素の自分ではなく、あなたの勤務先を自分の評価の対象に考えてしまっています。
軽く考えてしまいがちですが、ママ友の関係性を考えると侮ることはできません。
あなたが今よりも規模の小さい会社に転職を希望する場合、嫁ブロックが発動されます。
嫁ブロックを防ぐ方法(夫婦で協力して転職活動に臨む)
普段からのコミュニケーションを大切にする
嫁ブロックを防ぐためには、普段からの些細な会話やコミュニケーションが何よりも大切です。
それは、妻に関心を寄せて理解するということ。
奥さんには家庭、子どもを守り育てる本能があります。
そのため、危険を察知すると、子どもを守るために対応するんです。
普段からコミュニケーションをとって、
あなたの転職についても一緒に考える
いつも奥さんのことを想っている
家族のための転職でもある
ことを伝える。
そして、
奥さんが考えていることに共感する
奥さんの不安、ストレスを軽減させる
パートナーは、解決策よりも共感を求めています。
大切なのは、夫が共感してくれたという記憶です。
奥さんと意見が食い違ったら、
- お互いのメリット、デメリットを書き出す
- 実際にメリットとデメリットを調べて検証する
- デメリットを回避する消極的なメリットではなく、お互いが手に入れられるものをあげていく
- 結論をまとめる
このように、2人で時間を取って、しっかりと話し合うようにしましょう。
そして、いまの職場、ビジネス環境の現状と、転職による展望をパートナーに伝えてください。
この過程で大切なのは、パートナーの心を否定しないこと。
パートナーの不安があるという心を肯定すれば、事実についてあなたの方が正しくても大丈夫です。
なぜなら、女性は共感を求めているから。
「私の不安をわかってくれた」と感じ取ってもらうことが大切です。
嫁ブロックにあったからといって、決して感情的になってはいけません。
よけいに関係がこじれて、最悪の場合、修復不可能な状態になってしまいます。
夫婦双方がお互いに歩み寄って、将来について考えたり話し合っていくことで、最善の解決策を見出していきましょう。
価値観をすり合わせる
夫婦といえど、価値観の違いはあって当たり前です。
これまで赤の他人だったわけですし、血のつながりがある家族であっても同じです。
この世界には、自分と全く同じ考え方、同じ価値観を持った人間はいません。
この大前提を忘れてしまうと、お互いの中にある常識、倫理観、人生に求めるものにとらわれて、それぞれの信じる正義をぶつけあい、ただただ感情的な議論になります。
こうなると、いつまでも平行線で、歩み寄ることはできません。
- ここで大事なのは、価値観をすり合わせるということ。
- 価値観をすり合わせるとは、相手の意見を尊重した上で、自分の意見を言い、話し合いをしていくことです。
- 話し合いの中で、お互いが重要視している1番を認め合う。
- 価値観の違いを解決するには、相手の意見を尊重し、自分の意見も尊重する。
関係を改善したいと思うなら、自分から歩み寄りましょう。
それが出来れば、自分の思っていることが相手に伝わって、相手の思っていることがあなたにも理解出来るようになっていきます。
そうやって、お互いに価値観を理解し合える環境を作っていきましょう。
大切なのは、あなたから相手を信頼することです。
信頼残高を貯める
信頼残高とは、「7つの習慣」という本に出てくる言葉で、相手との信頼関係や安心感を銀行口座の残高に例えたもの。
銀行口座と同じように、人間関係の中で生まれる信頼を貯めておくことで、必要な時に相手の信頼に頼ることが出来ることを信頼残高と呼んでいます。
例えば、信頼残高が高い相手なら、必要なときに手伝ってくれたり、こちらの考え方を受け入れてくれたりして、円滑なコミュニケーションを取ることが可能になります。
信頼残高を貯めるためには、
- 相手を理解する
- 小さなことを気遣う
- 約束を守る
- 期待を明確にする
- 誠実さを示す
- 信頼残高を引き出してしまったときには心から謝る
奥さんとの間でも、信頼残高が高ければ、こちらの提案を信頼してもらえたり、失敗した時にも大して問題にならず、許容してくれます。
信頼残高を貯める理由は、自分の意見を通して自分が得をするためではありません。
お互いに良好な関係を築き、双方の意見を尊重して耳を傾ける。
そして、相手の意見の中で納得して取り入れることが出来るものは、取り入れて、人生をより豊かなものにしていくためです。
しかし、信頼残高を貯めるのは難しく、減りやすいものです。
例えば、会って間もない相手が「約束を守ってくれた」としても、それだけで相手を全面的に信頼することは難しいもの。
このように信頼残高は簡単には貯まりません。
そして、一度でも信頼を損なうような言動があれば、一気に相手を信頼できなくなり、信頼残高は簡単に減ってしまいます。
そのため、一気に信頼残高を得ようとするのではなく、長い目で見て信頼残高を積み上げていく必要があります。
転職を考えるにあたって、普段から信頼残高を貯めておき、自分の転職したいという考えを受け入れてもらうためにも、普段から信頼残高を貯めるように努力を継続しましょう。
パートナーへの相談は共感が命
そもそも、論理的に考えられず、感情的にしか考えられない相手と結婚したなら、それ自体が失敗です。
そんな相手に対してでも、感情の共感をすることで状況が改善します。
パートナーは、当然あなたより会社の事情や転職先の魅力を知りません。
知らないことに不安を覚えるのは当然です。
そんな相手に説明するときには、相手が共感できる文脈で説明しましょう。
- ロジック
- 共感
- 信頼
まずはロジック。
なぜ転職すべきなのかを出来る限り説明しましょう。
短期的に給料が下がっても、長期的に見ると今の会社にいることの方が悪手であると。
それでも納得しないときに必要なのが共感です。
誰よりも会社のリアルを知っていて、仕事にコミットしているのは転職する本人です。
なぜ転職が必要で、なぜいまの会社ではダメなのか。
これは本人が一番知っていて、一番不安なのも本人です。
パートナーから共感を得るためには、お互いが同じレベルで理解できる言葉や比喩を使って話しましょう。
相手はあなたの転職を聞いて戸惑っています。
そんな相手を難しい専門用語でさらに混乱させてはいけません。
そして最後は信じるしかありません。
嫁ブロックにあって、転職を断念するケースは、相手の共感が欠けている場合がほとんどです。
まとめ
嫁ブロックは、家庭や子どもを危険から守る女性の本能からすれば当然の現象です。
嫁ブロックを発動させずに転職活動を進めるためには、転職活動を始める前から奥さんに相談して、一緒の転職活動をスタートさせることが重要です。
奥さんも納得した上で、夫婦で協力して、一緒により良い家庭を作っていくという共通の目標、目的を持って転職に臨んでください。
夫婦でコミュニケーションを積極的に取ることで、ややこしい夫婦関係も改善していくことが可能です。
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