どうも、モリモリです(@m_SideFIRE)
あなたは、
新しい情報や刺激を求めるけど、刺激に敏感で傷つきやすいし疲れやすい…。
HSS型HSPだけど、肩の力を抜いてもっとラクに生きる方法が知りたい…。
と悩んでいませんか?
実はHSS型HSP気質のあなたも疲れを軽減してラクに生きる方法があります。
あなた自身の気質や特性を知って対策を立てることで、疲れにくい生活を送ることができるようになるんです。
なぜなら、HSS型HSPは刺激を求めるのに、刺激に敏感で繊細。
刺激を受け過ぎないように気をつけたり、刺激で疲れた時の回復方法を実践すれば疲れにくくなったり、疲れを回復させることができるからです。
私自身も、このHSS型HSPに該当します。
小さいころから、外に行きたいくせに、いざ外出するとすぐに疲れてしまうので、自分だけ何でこんなに疲れやすいんだろうと感じていました。
それ以外にも調べてみると、「これはまさに自分のことだ!!」と共感できる部分がたくさん見つかり、自分の取扱説明書が見つかったような気がしたし、他にも同じような気質の人がいると思えて気がラクになりました。
私も田舎での在宅ワークに変えて低ストレスの生活を手にすることができました。
この記事では、刺激追求型HSP、いわゆるHSS型HSPのあなたが疲れやすい原因や状況と、疲れを軽減するコツを紹介します。
この記事を読めば、好奇心旺盛だけど繊細で疲れやすいあなたが、ラクに生きるコツについてわかります。
- 静かな1人の時間を取る
- 意識を外に向けすぎないようにする
- 好きなモノに囲まれた生活
- 苦手なことは手放す
- 刺激から身を守る工夫をする
これらを意識することで、刺激を求めるのに、敏感で傷つきやすくて疲れやすいHSS型HSPのあなたも、疲れを軽減して生きることができるようになります。
それでは詳しく見ていきましょう。
HSPとは
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称。
最近では繊細さんとも呼ばれている、生まれつき繊細な人で生まれ持った気質、性格です。
全人口の15~20%程度いると言われています。
HSPの特徴として、
相手の表情、その場の雰囲気、光や音といった周りの人が気がつかない小さな変化を感じ取っている。
例えば
- 職場で機嫌が悪い人がいると気になって仕事が手につかなくなる
- 相手の気持ちを考えすぎて、自分の意見が言えなくなり疲れてしまう
- 小さなミスに気がついて仕事に時間がかかってしまう
- 家の中の時計の音や、家の外の自動販売機の音が気になる
ざっとこんな点を挙げることができます。
このように、HSPの特徴は、感じる力が強いという点に尽きます。
自分がHSPにあてはまるかどうか気になるなら、こちらのアーロン博士によるHSP自己テストに答えてみてください。
HSP気質の私たちは、
- 人の感情
- 場の雰囲気
- 光や音、匂い、触感という五感に作用するもの
- 気温などの環境の変化
- 体調や自分自身の気持ち
- 新しく思いついたアイデア
- 疲労感、空腹、寝不足などのステータス異常
など、自分の外側のもの、自分自身の内側のもの、両方をよく感じ取ります
外部と内部のものを敏感に感じとる、この繊細な力はデメリットだけではありません。
悪いことを敏感にキャッチする反面、良いことも敏感に感じ取ることができるんです。
例えば、風が心地よい、ポカポカ暖かくて気持ちいい、タオルケットの肌触りが心地いい、静かで気持ちが穏やか…。
このような日常のたわいもないことだけで幸せを感じることが出来るのがHSPのメリットにもなります。
繊細な感性があるからこそ、非繊細さんが気づかない、自分の周りの「いいもの」に気がついて、深く味わい、嬉しさを感じ取って心身ともに暖かくなる。
このようなメリットも持ち合わせているのです。
HSS型HSPとは
HSS型HSPとは、繊細で傷つきやすく、共感能力の高いHSPの特性と、好奇心旺盛で新しい情報や刺激を求めて飽きやすいHSS(High Sensation Seeking ハイ・センセーション・シーキング:新規刺激追求性)という両方の特性を持ち合わせているという意味です。
刺激を求めるけど、内向的で繊細過ぎて自滅する刺激探求型の繊細さん。
このように相反する特性を併せ持つため「隠れ繊細さん」とも言われます。
「自分もHSS型HSPかもしれない」と思ったら、こちらのアーロン博士によるHSS型HSPの自己診断に答えてみてください。
HSS型HSPの割合は、全人口の約6%と言われています。
HSS型HSPは、よくアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態と比喩されます。
好奇心が旺盛で、刺激や情報を求めずにいられないけど、些細なことで傷ついて凹んだり、刺激には敏感なため疲れやすい、さらには飽きっぽいという複雑な特性をもっているからです。
私も一人旅が好きで、一人で寝台列車やフェリー、夜間バスに乗って旅をしたことがあります。
車での長距離移動も苦にならず、他人を気にせず自分のペースで動けるのが好きでした。
もしも、旅の途中に他人と関わって振り回されたら、途端に疲れてしまいますが。
刺激を追求する割には内向的で、人との関りは最小限にして、一人で静かに穏やかに過ごすのが好きです。
まずは自分の気質を知って、自分の取説を作ることで、自分にはどんな生活が苦手で、どんな生活が向いているのかがわかります。
HSS型HSPの特徴は以下のようなものがあげられます。
HSS型HSPは、スリルを求めたり、今まで未経験の真新しい経験を求めると同時に、抑制や退屈を嫌うという特性があります。
例えば
- 新しいものが好きで飛びつくが、すぐに飽きてしまう
- 外に出かけるのは好きだが、人混みや騒音などで帰ってからぐったりしてしまう
- 周りからは明るく社交的で元気と言われるが、実はそうではない
- 周りからは落ち着いていると言われるが、実は心の中で焦っている
- 初対面で打ち解けるのは得意だが、だんだん疲れて距離ができる
- 大胆な行動をとるわりに、些細なミスを引きずってしまう
- 好奇心旺盛ではあるが、常にどこかで警戒している
また、ストレスが溜まると燃え尽きて、人間関係をシャットアウトして「お休み」したくなる。
しかし、元々思いやりがあり、仕事にはやりがいを感じていることが多いので、人間関係をシャットアウトすることに抵抗を感じてしまう。
このような悩みの悪循環から抜けられず、ひどくなると休職に至ったり、逃げるように転職したりするケースも珍しくない。
見かけ上のポジティブさから、胸に秘めていたストレスや、退職に至るまでの苦痛を周りにわかってもらえないことがほとんど。
こんな風に、隠れ繊細さんは、多数派である非繊細さんにはわかってもらえない複雑な内面を持っています。
そのため、仕事の上でも人間関係や職場環境の悩みから、職を転々とするケースも多いんです。
HSPの4つの特徴「DOES」
エレイン・アーロン博士がまとめたHSPが持つ4つの特性がこちらです。
- Depth of processing:物事を深く考える
- Overstimulated:過剰に刺激を受け取る
- Emotional reactivity and high Empathy:感情反応が強く、共感力が高い
- Sensitivity to Subtleties:ささいな刺激を察知する
この4つの特性のうち、全てが当てはまる人が「HSP=人一倍繊細な人」です。
もし一つでも当てはまらなかったら、それは単に内向的な性格の人ということになります。
この4つの特性すべてにおいて、HSPの人は非HSPの人よりも、幅が広くて深い。
悲しみ、怒り、嫉妬、後悔、恥ずかしさ、恐怖、喜び、愛といったすべての感情が強くて深く、濃いんです。
さらに、HSS型HSPの場合、この特性の他、外に刺激を求める欲求がHSPよりも高いし、自分の望むように人に思われたいという願望もあります。
私も、大事なイベントの前には、深く考えて色々なパターンを想定したり、自分が人生に何を求めているのか、何を大切にしているのか、過去にとった行動の理由など、深く考えずにいられません。
また、物音に敏感で、ゴチャゴチャと汚い部屋ではすぐに疲れてしまいます。
複数の人と一緒にいると、周りの感情を気にしてグッタリ。
小さな音、かすかな匂い、相手の声のトーンや視線や表情などの細かい変化にも気がついてしまいます。
HSS型HSPは、このように感情が強くて深く、思考も深い。
さらに周囲が期待する自分であろうとする欲求も強いという、とても極端な気質なんです。
HSS型HSPが疲れる状況とは?
HSS型HSPの特性を持つ人が疲れやすい状況は、
うるさい場所、光やにおいなど、五感への刺激の強い場所
周りの人の目を気にして疲れる
自分の発言を気にしてクヨクヨして一人反省会
自虐ネタで場を和ませようとするも、いじられすぎてイライラ
内向きの仕事しかできない職場
悪口、陰口、人の評価ばかりの職場
圧のある人のいる職場
誤解されている、疎外されている、バカにされている、否定されているといった自己肯定感が低い状況
相手にどんな風に思われるか気にしてしまい、SNSが苦手
私の場合、特にうるさい場所、人工照明のキツイ場所は苦手。
また、圧のある人のいる職場は、その人の表情や感情を気にしすぎて疲れます。
部屋の中などの同じ場所で、会社内に向けた仕事などの内向きな仕事は、すぐに飽きてストレスを感じます。
外に出掛けたり見える景色が変わるといった変化や、一人になれる時間が必要です。
自分の評価が低いと感じると、自己肯定感が下がってどんどん消極的になり、気持ちも落ち込んでいきます。
疲れにくい生活をおくるコツ
繊細でストレスを感じやすいのに、外交的で刺激を求めてしまうHSS型HSPが、その繊細さと刺激を求めるという矛盾した特徴を大切にしたまま、疲れを軽減してラクに生きるなんてできるんだろうか。
HSS型HSPのあなたが、「鈍感になったり、気づかずにいる」なんてことはできません。
生まれ持った気質を変えることはできないのと同時に、生まれつき繊細なあなたが鈍感になろうとすることは、自分自身を否定することになり、かえって自信や生きる活力を失ってしまう結果になります。
鈍感になったり、心を鍛えるなどいうアプローチではなく、むしろ繊細さをとことん大切にすることで、自分らしくのびのびとラクに生きることができるようになるんです。
疲れにくい生活を送るコツは、
- 1人の静かな時間を確保する
-
周りのモノや音、感情などの刺激をシャットアウトして、神経を休ませる時間を取りましょう。
帰宅後はもちろんのこと、仕事中でも昼休みや外出などで、一人で休める時間があるのとないのとでは、疲れ具合が全く異なります。 - 意識を外に向けすぎないようにする
-
隠れ繊細さんは、敏感なセンサーが常に外側に向けて出ています。
1人の静かな時間を取ることで、センサーを引っ込めて、内側に向かせましょう。
センサーを引っ込める感覚がつかめると、いかに神経を張り詰めていたのかがわかると同時にリラックスできます。
神経と心を休めながら、リラックスして思う存分、内面に思いを巡らせましょう。
この時間が、至福のときでもあります。 - 好きなモノに囲まれた生活
-
モノからの刺激も侮れません。
必要なモノは断捨離して、欲しいモノではなく必要なモノ、本当に好きなモノだけに囲まれた生活にしていきましょう。
そのようなシンプルな生活スタイルは、刺激を減らし、癒される空間を与えれくれます。 - 苦手なことは手放す
-
苦手なことを克服しようとするよりも、得意なことを伸ばした方がコスパがいいし、何よりもストレスが少なく済みます。
隠れ繊細さんは、好きなこと、得意なことへの集中力は素晴らしく、没頭して取り組むことができます。
しかし、苦手なことは集中力も続かないし、苦手なことに自分を合わせるストレスはとても大きく耐えがたいストレスになります。
苦手なことは出来るだけ手放して、好きなこと、得意なことに力と時間を注ぎましょう。 - 刺激から身を守る工夫をする
-
隠れ繊細さんは、五感を使って刺激を求めると同時に、五感からイヤな刺激も感じ取ってしまいます。
そのため、イヤな刺激から身を守るための工夫が必要です。
具体的な方法は、次の項目から見ていきます。
ストレスや疲れをなるべく減らす予防方法
HSS型HSPのあなたがストレスや疲れを減らすために必要なことは、繊細さを閉ざしてしまうのではなく、その繊細さを活かして幸せを感じ取ること。
世間の常識や、周りの人からのニーズに合わせて生きるのではなく、
「自分のこうしたい、こう生きていきたい」という自分の本音を大切にしてあげることです。
自分が自分の最大の理解者になってあげましょう。
そうしていくうちに、今まではショックな出来事から回復するために一週間かかっていたものが、3日で回復するようになり、半日で立ち直れるようにと徐々にラクに生きることができるようになっていきます。
HSS型HSPのあなたは、刺激を求めると同時に繊細や感性や感情という特質を持った自分を大切にしたまま、もっと元気に生きていくことができるんです。
今までは、周りの気持ちを感じ取り、周りの気持ちを最優先にして生きてきたのかもしれませんが、これからは、自分の本当の気持ちを最優先にしていいんです。
他人の期待に応えるために、あなたの人生があるわけではないんです。
それでは、五感別に疲れを軽減する予防策をみていきましょう。
視覚
人ごみや、ゴチャゴチャした職場、またはモノの多い部屋にいるときなど、視覚から来る疲れは人それぞれ。
視覚が敏感で、目からの情報量が多い人、関係のないものまで見えすぎてしまう人は、目に入るモノからの情報を最小限に抑えましょう。
- メガネやコンタクトの度を落とす
- サングラスをかける
- 伊達メガネをかける
- 縁の太いメガネをかけて、見える範囲を狭めて、余計なモノが目に入らないようにする
電車の中や道を歩いていてすれ違う人、職場の人の表情や服装、さらにはその人の醸し出す雰囲気や感情まで読み取ってしまい疲労の原因に。
頭が休まらずに疲れてしまう状態を予防するには、必要以上のものが見えないように意識的にブロックしましょう。
聴覚
聴覚が鋭い方は、電車内の音、職場の電話、コピー、話し声など、絶えず聴覚からの刺激にさらされ、家に帰るころにはグッタリしてしまいます。
そこで、
- カバンに耳栓をいれておく
- ノイズキャンセリング機能付きイヤホンを使う
- 換気扇を止める
- 寝室には家電製品を置かない
など、自分に合うもの、環境を探して、気になる小さな音からでも出来るだけ軽減してください。
また、住む環境も超重要。
- お店の裏側で常に換気口の音がする
- 電車の音がうるさい
- 車の音がうるさい
などの環境を避け、奥まった静かな場所を選ぶなど、リラックスできる環境を探してください。
私は、聴覚が特に敏感です。
電車の音、職場での話し声、電話の音などで疲れます。
疲れを予防するため、電車ではイヤホンを使って疲れを軽減させています。
自宅は静かな立地なので、自室で静かに過ごすことで神経を休めています。
触覚
触覚が鋭い人は、苦手な相手や場所の嫌な雰囲気を肌から感じ取ってしまいます。
そんなときは、
- 肌触りの良い服を羽織る
- 本などで物理的な壁を作ってガードする
このように、肌を守ってください。
周囲からのネガティブな感じを跳ね返せるように、衣類などを上手く使っていきましょう。
私も、職場で周りの人からの雰囲気を感じ取って疲れます。
少しでも自分を守るため、パソコンやカバンなどを上手く使って壁を作って防御しています。
あと、パーカーを一枚羽織ることで、精神的にも安心します
嗅覚
タバコの臭いがダメ、満員電車の臭いがダメ、都会は空気の匂いが気持ち悪い…
こんな風に嗅覚が敏感なあなたは、自分にとって心地の良い香りで身を包みましょう。
- マスクを付ける
- ハンドクリームや香水、ヘアワックスを付ける
- アロマペンダントを付ける
こんな工夫でイヤな臭いから身を守りましょう。
味覚
添加物の多い食べ物や、ファーストフード、スナック菓子を食べると身体がダルくなる。
味も神経を通じて刺激となります。
刺激の強い食べ物は、神経を刺激して、食べ終わった後にドッと疲れが出ます。
そうなる前に、添加物の少ない物を選びましょう。
- 自炊して味付けを薄めにする
- 店内で調理しているスーパーを見つける
こんな風に食べ物から受ける刺激も減らしていきましょう。
ストレスや疲れを癒して回復を早める方法
予防の次はケアです。
刺激を受けすぎてグッタリ疲れたときは、外部からの刺激をできる限り抑えて休むことが基本。
お風呂やトイレの換気扇を止める
部屋の電気を消す
耳栓をする
静かで太陽の光以外ない部屋でぐっすり眠る
極端なくらい徹底的に刺激からガードして神経を休ませることで、リラックスできるようになります。
このとき、外に向けて出っぱなしだった意識が引っ込んで身体の内側に向いてホッとする感覚を味わうことができます。
HSPの人は、人によって五感のどの感覚が刺激に敏感かは異なります。
私の場合、特に聴覚が敏感。
お風呂やトイレ、台所の換気扇、冷蔵庫のポコポコ音、犬の鳴き声、家族の生活音などが気になってしまいます。
次に視覚や嗅覚も敏感で、光行とも敏感で、こうこうと明るい電気やゴチャゴチャとモノの多い状態、タバコの臭いなどで疲れてしまいます。
次からは、五感別に疲れた心身のケア方法をみていきましょう。
視覚
人は五感のうち8割が視覚からの情報だと言われています。
刺激からケアするには、
- 電気を消して部屋を暗くする
- 昼間は電気を使わなくても良い南向きの部屋に住む
- アイマスクをする
- 電気などの人工照明がまぶしいときは、ろうそくを使う
- 布団を頭からかぶる
- 寝室のモノを減らす
- エアコンの電源ボタンの明りを塞いで見えなくする
太陽の光は心地よいのですが、蛍光灯などの人工照明は刺激を感じて疲れてしまいます。
コンビニやスーパー、家電量販店などの煌々とした明りは、興奮して購買意欲が増すそうです。
しかし、興奮は同時に疲労にもなります。
特に刺激に敏感なHSP気質のあなたは、リラックスしたければ、まず明りを落とすことが大切。
私の家では、妻や子供たちが昼間からリビングの電気を全てつけたがるので、基本的に自室にこもって、自分の心地よい明るさにして過ごします。
自室では、昼間は完全に電気はつけません。
夜になると、部屋の蛍光灯は点けず、デスクライトを点けますが、間接照明として使っています。
また、寝室には不必要なモノは置かないようにしましょう。
モノから来る気配は、実はあるのとないのとでは大違い。
疲れていても、モノの気配がないだけでずいぶん心が落ち着きます。
聴覚
視覚以上に聴覚が敏感なHSPの方は多いんです。
私も、聴覚がかなり敏感で、となりの部屋の時計の音や冷蔵庫の音でも気になってしまいますし、台所、トイレ、風呂の換気扇も一人のときはできるだけ止めています。
また、ガヤガヤとした騒がしい職場は、居るだけで神経が高ぶって消耗します。
HSP気質のあなたが聴覚を休めるためには、
- 静かな場所で休む
- 線路や駅、幹線道路から少し離れた部屋に住む
- 性能の良い耳栓をする
- ノイズキャンセリングイヤホンをする
- 落ち着く音楽を流す
- 寝室には電化製品を置かない
特にエアコンの音は、睡眠の質を下げてしまいます。
このように、耳に優しい環境を作って休みましょう。
触覚
普段着るものや、寝具の肌触りは重要です。
自分に合った刺激の少ないモノを知りましょう。
- ガーゼのタオルケット
- フワフワの肌触りの毛布
- ホッとする肌触りの部屋着を着る
触覚が鋭い人は、家や自分の部屋といったリラックスできる空間で、肌触りの良い布団などにくるまって休むのがオススメ。
特に部屋着、パジャマ、布団やタオルケットなど、リラックスする時に欠かせないアイテムは、肌との相性を考えて選びましょう。
例えば、なるべくポリエステルが少なく、コットン多めのものにするとか、サイズも窮屈にならないように調整して下さい。
嗅覚
自分の苦手な臭いの場所では、リラックスすることはできません。
リラックスするためには、
- アロマをたく
- 落ち着く匂いの場所へ行く
香りにも色々な種類があり、アロマキャンドル、ボディソープ、シャンプー、柔軟剤の匂いなど、刺激の弱い、お気に入りのものを探しましょう。
私の場合、基本的に無臭が好きで、ボディソープはピーチや柑橘系のものを選びます。
逆にダメなのはタバコの臭い。
屋外でも、前を歩く人がタバコを吸っていると、ストレスを感じてしまいます。
マスクにタバコの臭いがつくと、もう最悪。
鼻もムズムズするし、一気に疲れます。
自分の苦手な臭い、リラックスできる匂いを選別して、神経を休めましょう。
味覚
身体を休めることを優先するなら、複雑で刺激の強い食べ物より、シンプルな味付けのものです。
特に和食がおすすめ。
味噌汁、焼き魚やサバの味噌煮、ご飯、この辺りが身体を休めるには最適です。
あとは、身体を温めるものとして、野菜がたっぷり入った鍋。
逆に、味が濃くて刺激の強いものは、食べた瞬間にギューンと味覚が刺激されます。
口に入れる度にジェットコースターのように味覚が刺激を受けるので、食べた後にグッタリ。
また、疲れたときは、甘いモノやスナック菓子が食べたくなりますが、このように自分の身体が何を欲しているかを観察して、自分の状態を把握しましょう。
完全な空白日を作る
仕事や気の向かない飲み会などは当然ながら、気の合う仲間との食事や趣味に没頭するなどの楽しいイベントも気がつかないうちに刺激となります。
特に春は、ポカポカと暖かい日が続いたかと思えば、急に真冬のように寒い日で冷え込んだり、自律神経が休まりません。
仕事や学校でも、入学、昇進や転勤などの変化ストレスが高まります。
大変な仕事の後に休みをとるのと同様に、嬉しい刺激を受けたイベントの後にも、予めなんの予定もない完全な空白日を用意しておきましょう。
空白の一日は、朝起きたときの体調を見てから、
もう少し寝ていよう。
体調も良くて元気もあるし、天気もいいし、歩いてお気に入りのカフェへ行こう。
と体調に応じて自由に予定を決める。
友達や家族との予定が入っていると、その予定+αでつい無理をしがち。
体調を見ながら自分で予定を調整できる「本当に何の予定も入っていない休日」をスケジュールに入れてみて下さい。
まとめ:自分の気質を知ってストレスを減らし、リラックスする場面を増やそう!!
これまで見てきたように、HSS型HSPのあなたは、刺激を求めると同時に、内向的で刺激に敏感なため、仕事や外出後にはグッタリ疲れてしまいます。
そのため、
- 静かな1人の時間を取る
- 意識を外に向けすぎないようにする
- 好きなモノに囲まれた生活
- 苦手なことは手放す
- 刺激から身を守る工夫をする
これを意識することで、リラックスする場面を増やすことができて、疲れにくい生活を送ったり、疲れをケアすることができます。
自分の気質を知り、自分の取説を作ることで、自分に優しい人生を送ることができます。
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