どうも、モリモリです(@m_SideFIRE)
あなたは、
転職活動をするには職務経歴書が必要らしいけど、書き方がわからない…。
職務経歴書を書くのがめんどくさい…。
と悩んでいませんか?
実はこの悩み、職務経歴書の作成に必要なことを学んで、転職エージェントに相談することで簡単に解決出来るんです。
なぜなら、職務経歴書には書き方のコツがありますし、転職エージェントは職務経歴書の添削のプロだからです。
私は、これまでブラック企業からの転職経験があり、職務経歴書の作成など、めんどうな転職活動を乗り越えてきた経験があります。
この記事では、誰でも簡単に職務経歴書を作成できる方法を説明します。
この記事を読めば、めんどくささから転職活動に踏み出せない方でも、ラクに職務経歴書を書いて面接に進む方法がわかります。
結論は、
- 職務経歴書に書くことを学ぶ
- リクルートエージェントの職務経歴書エディターを使う
- リクナビNEXTで職務経歴書を自動作成する
- 転職エージェントに相談する
これだけです。
それでは詳しく見ていきましょう。
履歴書と職務経歴書が必要な理由
まず、やる気が出ない状態を打開する解決策の前に、履歴書と職務経歴書が必要な理由、書き方のゴールや目的とは何かを学びましょう。
転職活動を開始して、書類選考を通過した後は、面接が待っています。
書類選考を通過するためには、採用側にとって魅力的に映る履歴書と職務経歴書を作成することが必須です。
つまり、履歴書と職務経歴書のゴールは、企業側に興味をもってもらい、会って面接したいと思わせる内容にすることです。
どんなに優れたスキルや経験をもった人材でも、採用側から会ってみたいと思ってもらえなければ、面接に進むことはできませ。
その一方で、
採用条件から多少外れていても、企業側が求める人材ニーズにマッチして、転職への熱意を伝えることが出来れば、会ってみたいと思わせることも出来るのです。
会ってみたいと思わせるには、あなたが企業で働いて貢献する姿を採用担当者にイメージさせることが必要です。
そのためには、書類を読む採用担当者側の視点に立つことが最重要。
採用担当者に、
基本的なプロフィールを把握してもらう
人柄や個性、志望動機、意欲、取り組み姿勢、工夫や配慮が出来るか、相手の希望に添える人材か、転職先でスキルを活かせるか等を想像させる
あなたの仕事の様子をイメージしてもらい、実際に貢献出来る人材であると思わせるような内容にする
ことが出来ればベスト。
常に採用担当者にどう思われるかを考えて、出来る限り相手が望む、欲しがっている情報を意識して記載しましょう。
読む人側の視点に立つという意識があれば、空欄が多かったり、逆にビッシリと詰まっていたり、枚数が多すぎる書類がNGなことがわかります。
履歴書と職務経歴書の作成で迷ったときには、読む人側の視点に立ち返って、自分が書きたいことではなく、相手が求めることを書くということを決して忘れないようにしてください。
最近では、紙ではなくデータで作って、そのままメールで提出するケースがほとんどです。
しかし、紙でもデータでも記載する内容に違いはありません。
また、ビジネス文書なので、内容以前にビジネスマナーを守ることが非常に大事です。
採用担当者は、何百通もの書類に目を通すので、マナーがきちんとしていないと見る気が起きず、不採用になります。
用紙の汚れやシワ、誤字脱字、字が汚いなどがないように注意して、丁寧に作成しましょう。
結論として、職務経歴書は、自分が採用されたら活躍できることを証明する書類です。
職務経歴書を見た採用担当者が、今回募集しているポジションで活躍できると判断してくれれば、面接に呼んでもらえます。
職務経歴書と履歴書の違い
履歴書と職務経歴書は、転職活動の書類選考で企業に提出するビジネス文書です。
大前提として、履歴書と職務経歴書は全く別物です。
そのため、作成するにあたっては、全く別の考え方が要求されます。
履歴書は、自分の学歴や社歴などの基礎情報を見られるための書類。
職務経歴書は、履歴書で書かれた基礎情報をもった人が、いままでどんな仕事をしてきたかを見られるための書類です。
履歴書の基本
履歴書は、
学歴、職歴、免許、資格、志望動機、通勤時間、扶養家族数、配偶者の有無、強み、趣味、特技などの基本的なプロフィールを記載するもの。
書き方については、インターネットで検索すれば、たくさんのひな型があります。
紙で提出する場合は、A3判2つ折りサイズのひな型が売ってます。
雛形によって、項目やスペースが異なるので、自分に合ったものを選びましょう。
職歴の記入欄が大きいものは、転職や異動の回数が多い人向きです。
履歴書では、自分のマイナスポイントを払拭することが大切です。
採用側は、履歴書を見て今回の採用条件、最低限の足切りラインを超えているかどうかを見ています。
履歴書が、最低合格ラインに達していれば、職務経歴書を見て、今回募集しているポジションで活躍できる人材かどうかを判断します。
履歴書は減点方式なので、失点しないように自分の情報を記載しましょう。
履歴書で減点されるポイント
履歴書で減点されるポイントを具体的に見ていくと、
- 職歴に空白、ブランクがある(短期間での離職、病気などの休養期間)
- 誤字や脱字がある
- 数字や英字の全角、半角がバラバラで統一されていない
- 文章量が多すぎる、または少なすぎる
- 写真の印象が悪い
ここに上げた点は、絶対に事前確認して100%改善して下さい。
きちんと確認して修正さえすれば、誰でもマイナスポイントを防げる部分です。
この部分でマイナスになってしまうと、ライバルに大きく差を広げられてしまいます。
写真は、安いところでいいので、写真屋さんやフォトスタジオで撮影してもらいいましょう。
2枚で2,000円前後で撮ってもらえます。
今後の人生を大きく左右する写真になりかねないので、自分への価値ある投資だと信じてケチらずに払いましょう。
また、職歴に空白があったり、短期離職している場合、転職で不利になるのは間違いありません。
ここで挽回する方法としては、備考欄に正当な理由を書いておきましょう。
マイナスになりそうなポイントは、事前に先回りして言い訳をもっともらしく書いておく。
前の会社を一方的に悪く書くのはNG。
これは、採用側からすれば「それでもその会社を選んだのはあなたでしょう」と思われます。
そこで、
- 経営陣が交代したことで、会社の経営方針が大きく転換され、自分のキャリアプランと乖離が生まれた。
- 会社の業績が落ち込み、その経営不振のため、入社当時の元々の待遇よりも大幅に悪化した。
- そのような自分の力ではどうしようもない状況になったが、それを見抜けなかった自分にも責任がある。
- そのため、今後はしっかりと対策していきたい。
- もしも御社で面接を受けさせていただけるなら、経営方針や待遇面のすり合わせを綿密にさせていただきたい。
- 早期退職の責任は自分にある。
- 今後の対策として前向きに検討している。
などと記載しておきましょう。
これで、履歴書のマイナスポイントを完全に払拭するのは難しいかもしれませんが、履歴書だけでこの人は無理だと切られてしまい、職務経歴書に進めないという事態だけは避けられる可能性が高まります。
職務経歴書の基本
職務経歴書は、
紙だとA4判1~2枚が基本。
市販のひな型もありますが、インターネット上にあるものを書き換えて使うのが一般的。
職務経歴書に書くべきこと
そこで、職務経歴書に書くべきポイントを見ていきましょう。
まずは、
- 志望する企業がどんな人材を欲しがっているかを把握する。
- 採用担当者が「すごい!!」と言いやすいように書く。
そのためには、まずは志望企業に対して念入りに情報収集すること。
求人情報は穴が開くほど読み込みます。
そして、求める人物像について今回の募集では
- 年齢層はどのくらいか
- 求められる経験やスキル
- どんな人間性の人なのか
を明確に想像してみましょう。
志望企業の公式Webサイトや口コミサイトに目を通し、どんな人材を欲しがっているのかを把握しましてください。
そして、志望企業が求めている職種(例えば営業職、マーケター、経理など)に沿った人物像として職務経歴書に記載していきます。
ここで、もしも自分が営業しかやったことがないのに、マーケターを募集していた場合、出来るだけ、セグメント、ターゲティング、ポジショニングなどのマーケティング関連の用語を記載します。
この場合、営業職での対人スキルで推すのではなく、「マーケター視点で取引先を分析して売り上げを拡大させた」などで押すと人事担当者に刺さります。
このように、志望企業のニーズに合わせて切り口を変えて作成していきましょう。
当然、関連キーワードを散りばめるだけではなく、内容も納得されるものにしていく必要がありますが、書類審査では採用側も真剣に読み込むというよりも、眺めているだけの場合が多いのです。
そのため、採用側が関心を持ちそうなキーワードを最低限記入することが大事。
また、募集意図を明確に把握できれば、自分の経歴の中で募集意図に合致する部分を強調して大きく書きましょう。
その際、順番を強調したい順に書いたり、スペースを大きく取って目立たせるなどの工夫ができます。
そして、もう一つのポイントは採用側が「すごい!!」と言いやすいように書くという点です。
まずは数値を具体的に書きましょう。
例えば、会社が設定した売上目標に対して、プラス10%の実績を上げました。
この目標は達成すること自体が困難で、私が所属する営業所のメンバー20人の中でも、私を含めて3人しか達成できませんでした。
私はそれを5年連続で達成しました。
このように、平均や参考情報を追加して、相手が「すごい」と言いやすいようにアピールします。
さらに、その成果を達成するために実施した創意工夫も伝えます。
ここまで出来れば、書類審査の段階で落ちることはまずありません。
ここまで書こうと思ったら、創意工夫まで書く欄が足りないかもしれません。
その場合、
目標達成にあたり、新規顧客と固定顧客の継続受注を実現するため、多くの施策を実施しました。
などと具体的じゃなくてもいいので概要だけ書いておくと、ぜひ面接で詳しく聞かせてほしいと思わせることができます。
ここまでくれば、間違いなく書類審査を通過することができます。
注意点としては、
何を書けばいいのかわからない!考えるのがめんどくさい!!
ここまで記載内容について具体的に見てきました。
すでに説明したように、転職活動を始めるためには、履歴書と職務経歴書の作成が絶対に必要です。
そうとわかっていても、何を書けばいいのかわからない、書くことがない、書くのがめんどくさいと思ってしまい、なかなか動き出せないものですよね。
実際のところ、書類の作成がめんどくさくて行動に移せない人は多いのです。
よくある、やる気が出ない理由には
- 今の仕事を続けていて忙しく、なかなか時間が取れない
- 仕事から疲れて帰ってきてからだと、やる気が起きないし、休日も疲れている
- 就職活動の時みたいに、自己分析を考えるのがめんどくさいし、自己PRが思いつかない。
- これまでの職務経歴を振り返るのがめんどくさい、細かいことまで覚えていない。
- そもそも、どんな風に職務経歴書を書けばいいのか、正しい書き方がわからない
- いまよりも条件のいい会社に転職したいけど、具体的な志望動機や志望する企業があるわけでもなく、やる気が出ない
こんな風に、やる気が出ない理由を挙げだすとキリがないですよね。
私も、転職活動で履歴書や職務経歴書を作るのは、本当にめんどくさかったです。
しかし、自分の人生を変えようと本気で思ったことから、とりあえず少しでも書き始めてみると、意外に進むことがわかりました。
一度進む始めると、意外にどんどん進んで行って、一気に完成してしまうこともあります。
一気に完成とまでいかなくても、
- 5分だけでいいから作成してみる
- 今日はこの部分を作る
- 今日はこれまでの経歴を見返してまとめる
- 作成の期限を決めておく
など、自分自身の負担にならない程度のハードルを出来るだけ下げた目標を作り、ちょっとでいいので作業に取り掛かる。
そして、少しずつでも前に進んでいると感じることが大切です。
そうすれば、イヤにならず、前に進んでいる感じながら作業を継続することができます。
職務経歴書をラクに作成する方法
職務経歴書を簡単に作成するためにおすすめなのが、
- リクルートエージェントの職務経歴書エディター
- リクナビNEXTの職務経歴書自動作成
です。
ここでは、この2つの便利なシステムについて解説していきます。
リクルートエージェントの職務経歴書エディター
リクルートエージェントの職務経歴書エディターを使えば、職務経歴書を誰でも簡単に作ることが出来ます。
職務経歴書エディターのポイントは
- 画面の案内に沿って項目を選択して入力するだけ
- これまでの経験や業務に応じたフォーマットを選ぶことができる
- 例文があるので、困ったときも安心
- 例文の種類が豊富で、自分の経歴に合った例文が見つかる
というもの。
ナビゲーションどおりに必要な項目を入力していくだけで、職務経歴書を完成させることができます。
例文がたくさん用意されているので、1人で最初から作るなら何時間もかかってしまうのに、1時間程度ですぐに完成させることができます。
リクルートエージェントの登録は無料なので、安心して利用できます
リクルートエージェント公式サイトはこちらリクナビNEXTの職務経歴書自動作成
職務経歴書を作成するのが面倒な人におすすめなのが、リクナビNEXTにレジュメ登録する方法です。
リクナビNEXTにプロフィールや職務経歴などを入力すると、入力された内容に従って自動で職務経歴書が作成され、Word形式でダウンロードすることが出来ます。
転職、求人情報ならリクルートの転職サイト
【リクナビNEXT】
絶対に必要な5つの項目
転職活動は、自分という商品を企業に売り込む営業活動だと考えましょう。
これまでに積み上げてきた自分の経験やスキルを商品にして、自分はどんなことが出来るのか、どう役立つのか、値段はいくらか、という自分の営業をしていくのが基本。
そこで、履歴書と職務経歴書を使って、自分を雇うことのメリットを伝えます。
自分を雇うメリットと相手のニーズに合致していれば、採用される可能性は高くなります。
自分のスゴイ所を推すのではなく、相手が求めていることに対して、自分が出来ることを伝えるのが基本です。
それでは、履歴書と職務経歴書に共通するポイントをわかりやすく解説していきます。
全体で一貫したストーリーを描く
例えば、履歴書と職務経歴書の志望動機が異なる、自己PRに書いてあるスキルが業務と関係ないなどの矛盾があると、書類を読んだ採用担当者に違和感を持たれてしまいます。
基本的には、「これまで〇〇の経験を積んで、その中で〇〇を身につけたので、〇〇をしたいと思い、それを実現するために志望した」というストーリーから外れないように意識しましょう。
記述は具体的に、かつ端的に
幅広い経験がありますなどの抽象的な表現では、経験の具体的な内容がわからず、説得力がありません。
数字や客観的な例を添えて、具体的に記載して下さい。
その際、ダラダラと書かずに、重要な部分だけを端的に書きましょう。
志望動機や強みは企業に合わせる
これは、一度作った書類を他の志望先にも使う際の注意点です。
まったく同じ特徴を持っている企業はありませんので、志望動機やアピールするポイントは当然異なってきます。
企業研究をしっかり行うことで、それぞれの志望先に応じた内容を書けるようになります。
自らの意思を忘れずに書く
これまでに自分が取り組んできた業務や実績を羅列するのではなく、将来のビジョンや入社してから取り組みたいこと、仕事への熱意や姿勢をしっかりとアピールしましょう。
面接で聞いてほしいことは詳しく書く
書類選考を通過すれば、次には面接が控えています。
面接官が具体的に聞いてみたくなるポイントをうまく盛り込んで、ツッコミどころを残しておきましょう。
全てを職務経歴書に書いてしまうと、面接で聞くまでもないとなってしまうので、この部分を詳しく聞いてみたいと思われるくらいの内容で書けばいいのです。
面接官に聞いてほしい、自分からアピールしていきたい内容は、なるべく多く書いておきましょう。
職務経歴書は一人で書かないこと
転職活動を初めて行う人なら、履歴書は書いたことがあっても、職務経歴書は今まで一度も書いたことがないという人がほとんどですよね。
職務経歴書は、転職活動を成功させるためにとても大事な書類です。
だからこそ、職務経歴書は一人で書いてはいけません。
じゃあ、どうすればいいのか。
答えは、転職エージェントにアドバイスをもらいながら書きましょう。
自分でわからないことは、専門家に教えてもらうのが一番です。
今までの経歴について、キャリアの整理の仕方がわからない
採用側から見て、自分のキャリアのどこが魅力なのか、アピールするポイントがわからない
職務経歴書の重要ポイントがわからない
いままで、自己分析や自分のキャリアについて考えたことがない
こんな壁にぶち当たっているなら、1人で職務経歴書を作っても面接にたどり着けるクオリティの書類は作れません。
それなら、転職活動のプロである転職エージェントにアドバイスをもらいながら作るのが一番です。
パソコンと手書きはどっちがいい?
履歴書と職務経歴書、パソコンで書いた方がいいのか、手書きの方がいいのか…。
パソコンで作った方がラクだけど、手書きで書いた方が入社したいという気持ちが伝わって内定に繋がりやすいんだろうか…。
このように迷うところですが、パソコンと手書き、どちらも正解です。
企業側から特に指定がなければ、どちらでも構いません。
現実的には、8割以上がパソコンで作成しています。
自宅にパソコンがなくても、手書きで対応したり、スマホのアプリで作成することもできます。
事務職など、パソコンを多く使う部署を狙っている場合、パソコンで作った方がアピールになる可能性があるのでオススメです。
作成時の一番のポイントは、文章を作成するのが苦手でも、見えづらいという印象を与えないこと。
見やすいかどうか、読みたくなるかどうか。
これが重要です。
パソコンで作成すれば、誤字や脱字の修正も容易に出来ます。
これから複数の会社に申し込む場合でも、共通部分はそのままに、必要個所を修正するだけで対応できます。
仕事を続けながらの転職活動では、履歴書や職務経歴書などのレジュメ作成の時間も出来る限り短縮して、企業研究や自己分析に時間を回しましょう。
職務経歴書は最初に書く時が一番大変
何でもそうですが、初めて行う時が一番時間もかかり大変です。
職務経歴書を書くのも同じで、最初が一番大変です。
逆に言えば、一度作り方を知ってしまえば、それ以降はだんだんラクになっていきます。
- キャリアの整理は大変だけど、転職エージェントがアドバイスをくれるので文字にするのは意外と簡単
- 1回目は大変だけど、2回目以降は必要な個所だけを更新すればいいので簡単
という感じです。
思い立ったなら、今すぐ行動するのが一番。
まずは簡単にでいいので、
自分の異動歴だけでも書き出す
転職エージェントに登録してみる
こんな風に一歩を踏み出すのが成功へと唯一の道です。
短い職歴が多い場合の書き方
職務経歴書の書き方は、ネットで検索すると大量に出てきます。
しかし、職務経歴書の書き方についての大半が、一つの会社に長く勤務している方向けのものばかり。
短い職歴が多い場合の書き方はどうすればいいのか。
異動や転職回数が多い人は、社会人1年目から順番に書いていくと、A4用紙で5枚以上に及んでしまう場合もあります。
しかし、応募書類を読む採用担当者からしてみれば、職務経歴書が3枚と超えると読む気が失せるという声があります。
きちんと目を通してもらえるのは2ページまでと考えて、なるべく2ページまでに収めましょう。
直近の経験から記載する
基本は、時系列で所属企業、部門、業務内容を記していくのが一般的です。
しかし、経歴が多い人の場合は、最初に直近の経歴を記載して、進むにつれて過去にさかのぼっていく「逆年代順式」という書式を使うのがおすすめ。
企業が注目するのは、当然最近の経験です。
読み始めてすぐに最近の経験が伝わるようにするのがポイントです。
得意分野・専門分野ごとにまとめる
次に、これまでに経験してきたことを「職務分野」ごとにまとめる書き方を紹介します。
これは「キャリア式」とも呼ばれる書式で、異動や転職で複数の分野での経験を積んできて、専門性で勝負する職種の人に向いています。
この書式の場合、応募先で活かせる分野の職歴を先頭に持ってきて、さらに詳しく厚めに記載して、応募先と関連性の薄い職歴は後ろの方に簡潔に記載するという書き方になります。
また、転職の回数が多くて、マイナスの印象を与えてしまいそうなときは、転職歴が目立ちにくくなる効果も期待できます。
強調して伝えたいことは「別枠」を設けて記載する
これまで紹介してきた書式のどちらを使うにせよ、職歴が長い人はどうしても記載事項が多くなってしまい、要点がぼやけてしまいがち。
その対策として、職務経歴書の冒頭部分に「職務要約」などと見出しをつけて、職歴の要約文を記載しておくのもおすすめ。
文章量としては、3~5行程度で自分の経歴を強調しましょう。
書く内容は、特に強みと言えるもの、ここに注目してほしい部分から選びます。
自分の強みと採用企業が求めている部分が一致しているポイントを書いておけば、採用担当者も注目してくれますし、興味と期待をもって読んでもらえます。
また、職務経歴書をひととおり記載した後、貴社で活かせる経験・スキルといった欄を設けて、相手企業での業務に応用できそうな経験・スキルを箇条書きでまとめておくのも良い方法です。
さらには、自己PRの欄で自分の強みをアピールしておきましょう。
応募先の企業に対応させて強調する部分を変える
職務経歴書は1回書いても終わりではありません。
基本的な部分は使い回しが出来ますが、応募する企業ごとにカスタマイズしましょう。
企業側のニーズに応じて、強調する個所や、アピールするポイントを変える必要があります。
職務経歴書は、自分が伝えたいことを書くものではなく、相手が知りたがっている情報を伝えるものです。
自分にとってどんなに貴重な経験やスキルでも、相手が求めていなければ評価されません。
適切にカスタマイズしていく方法として、相手企業のニーズを正確に掴むことが重要です。
そのためには企業研究が欠かせません。
企業研究の目的は、自分の希望に合う企業かどうかと、書類選考や面接に臨む前に自分のどの部分をアピールすればいいかを把握するためのものでもあります。
企業研究で入手した情報を分析して、自分の経験・スキルがどのように活かせるかを探してみましょう。
具体的には
取引先の一部に〇〇業界もある。
〇〇業界なら、自分も担当していたので経験が活かせる。
今後、シニア向けサービスに乗り出そうとしている。
これまでにシニア向けサービスに携わってきた経験が活かせる。
商品を売った後のアフターフォローにも力を入れている。
これまで、自分も長期にわたって担当してきた顧客への対応ノウハウが活かせる。
若い女性社員が多い部門だから、自分がマネジメントしてきた部署も女性が多かったので、その経験が活かせそうだ。
社長の経営理念は〇〇理論を重視している。
自分も〇〇理論を学んだ経験があるので、方針を共有できる。
など、何らかの接点を見つけたら、それに関する職務経歴やスキル、または今後の目標などを厚めに記載しましょう。
その分、相手企業との関連性が薄い部分を薄めに簡略化していきます。
私自身の経験から言うと、
具体的なエピソード、取り組んだ事例を上げて、その結果どのような良い結果が生まれたのかを記載する。
そして、その結果自分がどんなことを得たのか。
記入例として、「スピーディーな対応力 顧客から連絡を受けたら、即日の対応を心がけました。迅速な対応によって、顧客からの信頼獲得に繋がり、受注を増やすことができました」などがよいでしょう。
そして、そのスキルや経験が、今回応募している企業に入社した場合、どんな風に活かせて会社の利益、社会に対して貢献出来るのかを具体的に記載。
さらに、入社してから、今の自分にプラスしてその会社の良い特徴を取り入れて、さらなるレベルアップを果たし、組織の一員として精一杯努力していくという姿勢をアピール。
最後に、自己PRとして、ここまでに記載したスキルや実績以外で、特技や資格、体育会系の部活での活躍等の強みなどを紹介することが書類選考通過への王道です。
自己PR欄にアピールしたい強み、伝えたいことを記す
職務経歴を一通り書いた後は、自己PR欄を設けることをおすすめします。
自己PR欄には、自分がアピールしたい強みや伝えたいことを自由に記載することが出来ます。
相手企業に対するカスタマイズが一番しやすいコーナーです。
ただし、ここでもダラダラと書くのはNG。
A4サイズの用紙3分の1~4分の1程度にまとめれば、人事担当者もめんどくさがらずに読んでくれます。
記載する具体例としては、
- これまでの経験を通じて身につけたスキル
- 仕事に対する日々の取り組み姿勢、心掛けていること
- 仕事をする上で強くこだわっていること
- 仕事をしていくうえで、今後の目標としていること、将来のビジョン
- 性格面の長所
- 相手企業を志望した動機(具体的なエピソードを添えて)
- 相手がBtoC企業の場合、商品やサービスを利用した感想。自分が関わることでその商品をどう発展させていきたいか
- 店舗を持つ企業の場合、店舗を見てみた感想。自分が関わることでどんな店舗運営・展開をしていきたいと考えているか
これらを記載していきましょう。
この時の注意点としては、いずれの項目においても、抽象的な表現だけで終わらせるのではなく、具体的なエピソードを添えてこそ、自己PRに説得力が増して、相手の心に響きやすくなります。
例えば、
顧客をきめ細かくフォローしていました!!
ではなく、
週に1回は電話かメールでコンタクトを取り、月に1回は足を運んでフォローしていました。
それによって、ニーズが発生したときに競合他社ではなく、真っ先に私に案件を依頼していただけました!!
といった具合です。
性格面をアピールするにしても、
- 粘り強い
- チャレンジ精神が旺盛
だけではなく、それを仕事にどう発揮したしたのかを具体的エピソードを交えて伝えましょう。
スポーツとか趣味の実績・資格は好感を持たれる
応募書類には、仕事に関すること以外を書くべきではないと思っていませんか?
実際には、仕事と関係なくても、応募書類に記されていると印象アップにつながるものもあります。
それがスポーツ関連の資格・実績です。
例えば、甲子園出場、柔道〇段、全国ジュニア選手権〇位、全日本選手権〇位、国体出場
といった戦績・記録などです。
私も、インカレ出場などを記載していました。
これらは、年齢が高い人が学生時代のことを書いても問題ありません。
現在も〇〇をしています‼
と今につながっているエピソードを添えることで尚更グッド。
これまでの人生で、スポーツを極めた経験をもっている人は、ストイックに努力できる人材、忍耐力がある人材と認められ、プラス評価になることが多いからです。
企業によっては、体育会系の人材を求めていることもあって、チーム競技で、優勝、準優勝、場合によってはベスト8くらいでも面接で話題になる実績になります。
また、ちょっと変わった資格、検定〇級なども書いておけば、それがきっかけで人事担当者から「会ってみたい」と思われて面接につながる可能性もあります。
社外活動がプラス評価になることも
志望企業から求められている要素を職務経歴の中でアピールすることが難しい場合、プライベートの活動でその力を発揮していることを伝えましょう。
例えば、
- NPOやボランティアなどソーシャルな活動をしている
- 多様なコミュニティや各種勉強会(業界、職業、世代、マーキングマザーなどの属性)に参加している
- 地元の子供やママさん、高齢者にスポーツを教えている(野球やサッカーのコーチ、卓球の指導など)
少しでも自分をアピールできるなら、ストーリーを工夫して記載すべきです。
職務経歴書は転職エージェントに添削してもらおう
転職エージェントに相談すれば、職務経歴書を添削してくれます。
転職エージェントに添削してもらうことで、
- 自分では見落としていた誤字脱字などのミスを発見できる
- 他人が読んでどんな印象をもつかという第三者としての視点からアドバイスをもらえる
- あなたの強みがぼやけていたり、自分では気付いていないアピールポイントがサラッとしか書かれていない等にも気づいてくれ、あなた自身が気付いていない魅力を教えてくれる
転職のプロである転職エージェントの添削を受けることで、業界や業種、または企業ごとに書くべき内容をデータや経験に基づいて的確なアドバイスをしてくれます。
その際、転職エージェントに見せる前に、自分自身でブラッシュアップしておくと、さらに質の高いアドバイスを受けることができます。
まとめ:めんどくさい職務経歴書の作成は出来るだけラクに済ませよう
職務経歴書の作成など、転職活動はめんどくさいというのが本音です。
だからこそ、周りがめんどくさいという思いから行動できず、動き出せない中、一歩を踏み出して進むことができれば、周りよりも大きくリードすることができます。
そして、職務経歴書をしっかりと作り、面接で合ってみたい、話を聞いてみたいと思わせることが出来れば、転職の成功までもう一歩です。
転職を成功させて、自分の人生を理想に近づけていくためにも、転職エージェントを活用して職務経歴書をラクに作成しましょう。
下の記事で紹介している転職サイト・転職エージェントは無料で利用できます。
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